レイアウト参考

参考基板の外形は、約91x55mm
▼ パーツをグループ化したデータ(.ai および .svg)
レイアウト参考.zip
基板外形の作り方
- KiCadではDXF(Drawing Exchange Format)またはSVG(Scalable Vector Graphics)形式のデータをインポートして、これを基板の外形にすることができます(寸法がずれにくいのでDXFがオススメです)。
- これらのファイル形式では図像を**点(ドット)の集合ではなく線(パス)**の集合で表現するのでただ絵を描けばよいというわけではなく、データを作れるツールが限られています。
- DXF形式でデータをエクスポートできるツールには、Inkscape(無料), Adobe Illustrator(有償,), Fusion360(非商用の場合は無料), Rhinoceros(商用利用可で有償、買い切り)などがあります。
- なおAMC演習室のMac miniではAdobe Illustrator, Rhinocerosも無償で使えます。
データ作成の注意点
- 基板は大きな板(FR-4などの素材)から切り出す方法で作るため、外形データは円や長方形のように、両端がつながって閉じた1本のパスになっている必要があります。
- ドーナツのように内側を切り抜きたいときはまず外形を作った後で、内側に円形のパスを作るなどの方法で実現できます。
- 製造機械は丸いドリルで板を削っていくため、直角や鋭角で基板を加工するのは本来得意ではありません。硬い素材なので尖った部分があるとケガにつながるなど危険でもあります。**角にRをつける(フィレットをかける)**のがオススメです。
(とはいえ角が直角の長方形データなどでもJLCPCBは普通に受け付けてくれます。細く突き出た部分が折れるリスクがあるなど加工難度が高くなってくると、英語でメールが来て修正方法を提案してくれます。)